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ホームみんなの広場くすぐる診療所No.18

くすぐる診療所No.18

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2013年9月24日(火曜日) 14時12分
  • コンテンツID:7-375-164711
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『予防する医療』への意識改革を! これからの医療はどうあるべきか?

 2012年の日本人の平均寿命は、男性が79.9歳、女性が86.4歳で、男女平均83歳はサンマリノ、スイスと並んで世界第1位です。しかし今後、喫煙率の高い日本は他の喫煙率の低い国々に追い越されると予想されています。都道府県別では、最近男女共に長野県が最も長寿の県となりました。これまでは沖縄が男女ともに長寿1位でしたが、沖縄の男性寿命は現在30位とむしろ下位に急転落しています。これは「沖縄クライシス」と呼ばれ、沖縄の食生活の急速な欧米化、特に男性のメタボ・肥満・糖尿病が非常に増えたことが原因と言われています。

 現在丹後地方は長寿のご老人が多いですが、最近の若い人にはメタボ・肥満が非常に増えており、今後は丹後地方も沖縄のようにならないかと不安を感じます。逆に長野県は、過去には漬物文化のためか胃癌や脳卒中が多く決して長寿の地域ではありませんでしたが、佐久総合病院の若月医師らが中心となり、医療と行政、地域住民が一体となって減塩運動を普及させ、全国で先駆けて集団検診を導入し、生活習慣病の予防や癌の早期発見のために様々な努力を重ねた結果として長寿を獲得しました。

 さらに長野県は大病院が多い訳でもなく、老人一人当たりの医療費は全国平均と比べても非常に低く、濃厚な医療により長寿になっている訳でもありません。つまり大切なのは病院や医者の多さではなく、『住民一人一人の健康意識の高さ』にあるのです。長野県佐久市のピンコロ地蔵には全国からの参拝者が絶えないそうですが、「ピンピンコロリ=ピンコロ」という言葉は「生きている間はピンピンと元気で、大病にかからずコロリと天寿を全うする。」という意味で、日本人の大半がこのようなピンコロ死を希望しているという調査結果も出ています。

 超高齢化社会の到来と医療財源がひっ迫している現在、長野県のように予防医療に重点を置くことが必要ではないでしょうか?このような取り組みは全国的に広がりつつあり、次回は北海道夕張市で行われている予防医療の最先端「ささえる医療」についてお話します。

 ご意見ご質問はメールでもどうぞ。E-Mail: a.hamada@tangohp.com

執筆)浜田 暁彦(1974年宮津生まれ:宮津高校、京都大学医学部卒業) 現在丹後中央病院 消化器内科部長。モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。胆膵内視鏡ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。毎週火曜日午前:与謝野町立国保診療所 内科担当。

よさのカード会「くすぐる」から抜粋

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