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ホームみんなの広場くすぐる診療所No.17

くすぐる診療所No.17

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2013年9月24日(火曜日) 14時12分
  • コンテンツID:7-375-163133
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『救急疾患編』

 今年は7月初旬に梅雨が明け早くも熱中症の時期がやってきました。7月になってから毎日の様に熱中症と見られる患者さんが救急搬送されて来ます。中には死亡されるケースもあります。主にはご老人が多いですが、運動をしていた子どもの搬送も多いです。ご老人はのどの乾きや体温の上昇を感じにくくなっているため、暑い部屋でもクーラーもつけず水分も摂らずに過ごし、知らず知らずの間に熱中症になられるケースが多いです。クーラーや扇風機の使用、風の取り入れを積極的に行い、こまめな水分補給と塩分補給が必要であることはテレビのニュースでも連日報道されています。

 また、ご老人の場合には単純な熱中症でない場合も多く、脱水症状が原因で尿路感染症や脳卒中を起こされたり、暑い中しばらく置いていた食べ物で食中毒を起こしたりして、熱中症以外の病気を併発している場合があります。周囲の人が「意識はしっかりしているか?」「体温上昇はないか?」などご老人の管理をしてあげる事が重要です。

 また、子どもさん達の熱中症は、暑い校庭や体育館でのスポーツ中に起こることが多いです。水分を摂る事は言うまでもありませんが、時間を決めて風通しの良い日陰で休憩し、首筋や脇などをしっかりと冷やしましょう。

 熱中症のなり易さの指標は温度だけでなく、湿度、輻射熱をあわせてWBGT(Wet-bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)で数値化されており、日本体育協会の指針ではWBGT:21℃以上から徐々に熱中症で死亡する危険性が高まり、WBGT:31℃以上での運動は禁止とされています。また環境省から熱中症予防情報がインターネット上で毎日出されて暑さ指数および危険度を見れます。さらにWBGT測定器は市販でも購入可能です。WBGT指数が高いと屋外での生徒の運動を中止し、大型扇風機を付けた体育館での運動に切り替えることを義務化して熱中症の救急患者ゼロを守っている市町村もあります。

 医療だけでなく行政も事故が起きてから対応するのではなく、事故を想定した対策を講じる必要があると思います。暑い中でのスポーツや行事などについて今一度熱中症対策を検討してみましょう。

 ご意見ご質問はメールでもどうぞ。E-Mail: a.hamada@tangohp.com

執筆)浜田 暁彦(1974年宮津生まれ:宮津高校、京都大学医学部卒業) 現在丹後中央病院 消化器内科部長。モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。胆膵内視鏡ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。毎週火曜日午前:与謝野町立国保診療所 内科担当。

よさのカード会「くすぐる」から抜粋

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