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ホームみんなの広場くすぐる診療所No.15

くすぐる診療所No.15

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2013年6月25日(火曜日) 09時56分
  • コンテンツID:7-375-163012
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『予防する医療』への意識改革を!~乳がん

 最近のニュースで、ハリウッドの有名女優が遺伝子検査を受け、乳がんになる確率が87%と宣告されたため健康な乳房を両方とも切除した後に整形したことが話題になりました。彼女の母親は若くして乳がんにかかり、後に卵巣がんも併発して亡くなったために彼女も3000ドル(約30万円)以上かけて自費で遺伝子検査を行い、数百万円の入院・手術を受けたのです。

 具体的にはBRCA1/2という遺伝子の異常(変異)があると「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)」といって乳がんと卵巣がんになり易いことがわかっています。この遺伝子は優性遺伝といって2分の1の確率で子どもにも遺伝します。それも男女関係なく、母親だけでなく父親に遺伝子異常がある場合でも、娘にも息子にも同様に2分の1の確率で遺伝します。この遺伝性乳がんは乳がんの全体のうち5-10%ほどと少数派ですが、この遺伝子異常があると男性でも乳がんになることがあり得ます。

 現在日本人の女性がかかる「がん」の中では乳がんが第1位ですが、死亡数では第5位です。ちなみに死亡の第1位は以前にも書いた「大腸がん」です。かかる人が一番多いのに亡くなる人数は5位という違いは何故でしょうか?これは日本でも「ピンクリボン運動」として乳がん検診が推進されており、主に「マンモグラフィー」というレントゲンによる検査が普及してきたために、大腸がんに比べると早期発見されて治る方が多いことを示しています。しかし、欧米とくらべるとまだまだ日本での乳がん検診の普及は遅れているため、欧米ではすでに減少傾向にある乳がんですが、日本では今でも増加しています。

 高額の遺伝子検査を受けることは大変ですし遺伝子検査が今後普及するかどうかは倫理的な問題も含めて議論の余地がありますが、一般的な乳がん検診は是非とも受けていただき、ご自身の健康を確保していただきたいと思います。

 ご意見ご質問はメールでもどうぞ。E-Mail: a.hamada@tangohp.com

 執筆)浜田 暁彦(1974年宮津生まれ:宮津高校、京都大学医学部卒業) 現在丹後中央病院 消化器内科部長。モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。胆膵内視鏡ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。毎週火曜日午前:与謝野町診療所 内科担当。

よさのカード会「くすぐる」から抜粋

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