田中雪渓の「大瀑布図」
- ジャンル:町の歴史・文化
- 更新日:2013年3月13日(水曜日) 07時42分
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田中雪渓の「大瀑布図」
雪渓は、天保二年(1832)に岩屋村で生まれました。和田屏山に師事し、のち岸竹堂の門人となります。
大和絵を得意とし、明治時代の前中期に活躍しました。地元にもいくつかの作品を残し、大正二年九月二日に郷里で没します。
「大瀑布図」は、地元で保管されてきた作品で、文字通り画面全体に大瀑布が描かれています。画面端に少し岩がのぞいている他はすべて滝が描かれており、水が落ちる直線的な流れと滝壺へ落ちた後の水しぶきの様子が、迫力ある構図で画面いっぱいに表現され、まさに響きわたる滝の音が聞こえてくるようです。
田中雪渓の大瀑布図【たなかせっけい だいばくふず】
■時代
明治時代
■場所
与謝野町字岩屋
■指定等の状況
町指定文化財/絵画
平成8年6月23日指定
与謝野町教育委員会