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ホームみんなの広場くすぐる診療所No.12

くすぐる診療所No.12

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2013年4月23日(火曜日) 13時54分
  • コンテンツID:7-375-151141
医師イラスト

その12 『予防する医療』への意識改革を!

「肝臓がん。その2:アルコール性肝硬変、脂肪肝」

前回は、肝炎ウイルスによって引き起こされるB型肝炎やC型肝炎から慢性肝炎→肝硬変と進んで行き、そのうち高率に肝臓がんが発生するというお話でした。

現在、肝炎ウイルスの検査・治療が普及してきており、ウイルス性の肝臓がんは、今後減少していく見込みです。

それに対し今後は「アルコール性肝炎」や「脂肪肝炎」が増えて行く見込みです。

ただ単に肝臓に脂肪が着く「脂肪肝」というだけでなく、脂肪肝炎はASTやALTと言った肝臓の逸脱酵素が上昇する状態で、肝臓内に常に炎症が起こって肝臓が壊れ続ける状態です。

そのためアルコール性および脂肪肝炎からもウイルス性肝炎と同様に肝硬変、肝臓がんが生じて来ます。

これらは、脂肪、炭水化物、アルコールなどの高カロリー摂取による肥満だけでなく、偏食、ダイエット食などでも起こり、多様な原因によって引き起こされることが最近の研究でわかってきています。

体内の時計遺伝子の影響や、腸内の細菌が関係しているといった意外な研究報告もあり、まだまだ未知の部分が多くあります。

以上のように脂肪肝炎の原因・治療法は、まだ確立されていませんが、アルコール性肝炎はアルコールを控えることで予防可能ですので、節度のある飲酒を心がけ、これまで一生分以上のお酒を飲んできた人は、もうこれ以上お酒を飲むのはやめておくようにしましょう。

ご意見ご質問はメールでもどうぞ。E-Mail: a.hamada@tangohp.com

執筆)浜田 暁彦(1974年宮津生まれ:宮津高校、京都大学医学部卒業) 

現在、丹後中央病院 消化器内科部長。

モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。胆膵内視鏡ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。

毎週:火曜日 午前:与謝野町国保診療所 内科担当。

よさのカード会「くすぐる」から抜粋