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ホームみんなの広場くすぐる診療所No.9

くすぐる診療所No.9

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2012年11月26日(月曜日) 16時56分
  • コンテンツID:7-375-100937
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~救急疾患編~

その9 「子供の腕が・・・」

ある夜の出来事・・・・我が家の3歳の次女が、布団の上で得意のでんぐり返りをしたとたん突然泣き出しました。

右腕を下に垂らして腕が挙りません。
色々と、なだめても一向に泣き止まないばかりか、「痛い、痛い」とますます大きな声で泣きじゃくります。

・・・・こんな場合、親なら誰もが動転してしまうのではないでしょうか?

夜間救急外来に電話しても「小児科はいない」「整形外科はいない」と断られる可能性も高いと思われます。

さいわい、私は以前に、このような小児を救急外来で診たことがあったので、冷静に対応できました。

まず、上腕、いわゆる二の腕を丁寧に触ってみて変形していたり、痛がる点がないか確認しましたが、これらは無いようでした。
肩も変形はなく外れていないようでした。

最後に子供の肘(ひじ)を片手で持ち、もう片方の手で子供の手のひらを持って肘を曲げて、胸の前に手を持って行き、「アイ―ン」とするように手のひらを内側から下に向ける方向に、肘から先を回転させると、肘に“コリッ”という感触を感じると共に、子供は泣き止み、腕をいつもの通りに動かせるようになりました。

これは2~4歳頃の小児の腕を急に引っ張った時などに起こりやすい「肘内障(ちゅうないしょう)」という「肘の亜脱臼(あだっきゅう)」です。

子供が急に泣き出し、腕を痛がり挙げられなくなるため「肩が外れたのでは?」と考えがちですが、実際には肘の関節が不完全に脱臼した状態を言います。

子供の腕を急に引っ張った時におきやすいのですが、整形外科医や整体師などは比較的簡単に整復して治します。

注意すべき点は、転んで腕をついた時などには、上腕の骨折をしていることもあるため、無理に自分で治そうとはせずに、冷静になって専門家を探すようにしましょう。

肘内障なら後遺症なく治ります。

ある程度、成長するまでは、癖になり繰り返す小児もいますが、ある程度、成長すると肘内障は起こらなくなるのであまり心配しなくても良いでしょう。

ご意見ご質問はメールまたはfacebookでもどうぞ。
E-Mail:a.hamada@tangohp.com

執筆)浜田 暁彦(1974年宮津生まれ:宮津高校、京都大学医学部卒業)
現在:丹後中央病院 消化器内科部長。
モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。胆膵内視鏡ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。
毎週火曜日 午前:与謝野町立国民健康保険診療所 内科担当。


よさのカード会「くすぐる」から抜粋

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