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くすぐる診療所No4

     
  • ジャンル:みんなで健康
  • 更新日:2012年9月28日(金曜日) 08時01分
  • コンテンツID:7-375-100052

『予防する医療』への意識改革を!

その4 「内視鏡検査とバリウム検査の違い」

現在、生涯の内に2人に1人が「がん」にかかる時代ですが、「私の家系にがんはいないから自分は大丈夫だ」と誤解している方が多く、「がん」は老化現象の一部として「誰でもなる可能性」があると正しく知ることは心身共に健康な生活を送る上で非常に大切なことです。

現在、胃がん検診と言えば「胃バリウム検査=胃X線透視検査」が一般的ですが、色々な問題点があり見直されてきています。

現在、胃カメラが普及したため、この難しい胃バリウム検査ができる放射線技師さんも写真を読むことができる医者も激減しています。

またバリウム検査で早期胃がんを見つけることは胃カメラよりも格段に難しく胃がんが見逃される可能性も高いです。実際「胃変形」や「ひだの乱れ」と言った漠然とした異常で引っかかり、胃カメラをしてみるとたまたま別の場所に胃がんが見つかることがよくあります。

更にバリウム検査は多量の放射線を浴びますし、バリウムが腸に残って便秘から腸が破れる危険まであり、検査後は胃カメラよりも危険が大きいと言えます。

しかし、まだ最初から胃カメラをするには抵抗がある方が多いのも事実で、これは今後鼻からの細い内視鏡や麻酔がもっと改良されて、だれでも抵抗なく楽に胃カメラが受けられるようになると改善される問題です。

また、今では、まるで血液型を調べるのと同じように、「ABC検診」の採血だけで「ピロリ菌の有無」と「胃炎の程度」が判断でき、一人ひとりの「胃がんのなりやすさ」をA,B,C,Dで判断できます。

そして約半数を占める胃がんの危険の低いA群の人は5年に1度の節目検診の時だけの胃カメラとし、胃がんの危険の高い「B群・C群・D群の人は、それぞれ3年・2年・1年に1回胃カメラを受けると良い」といったようにその人に応じた頻度で胃カメラを勧めることができるようになりました。

「みんなが毎年胃がん検診を胃バリウム検査で受ける必要はもはやなくなった」と言っても過言ではなく、ABC検診と胃カメラを組み合わせることで、効率的に、行政の費用負担も軽くする新しい胃がん検診ができる時代になってきています。

執筆)浜田 暁彦 (1974年宮津生まれ: 宮津高校、京都大学医学部卒業) 

現在、丹後中央病院 消化器内科部長。

モットーは「楽な胃カメラ」「痛くない大腸カメラ」を行うこと。
胆膵検査ERCPや早期がん治療ESDなど内視鏡による治療が専門。

毎週火曜日 午前:与謝野町立国保診療所 内科担当。

・ 次回予定  「口からの胃カメラと鼻からの胃カメラ検査の違い」

よさのカード会「くすぐる」から抜粋

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